レザー副業をやっていて、
一番難しいのは「革選び」かもしれません。
道具はレビューがあります。
機械もスペックが分かります。
でも革は違う。
✔ 写真と実物が違う
✔ 思ったより硬い/柔らかい
✔ コバ処理がキマらない
✔ 色味が想像と違う
正直に言うと、私自身いまだに失敗します。最初の画像は同じ型で同じ色で再現しようといても上手くいかなかった作品の残骸です…
🟨 ネット購入の約3割は“想像と違う革”が届いてる印象です。
今回は、
・革の基本種類
・副業向きの革とは何か
・タンナーの違い
・厚みの選び方
・失敗しない仕入れ方
・リアルな失敗談
までまとめます。
■ まずは基本:鞣し(なめし)の違い
革は大きく分けて2種類あります。
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① タンニン鞣し革
植物タンニンで鞣した革。
特徴は:
✔ 経年変化(エイジング)を楽しめる
✔ コシがある
✔ 刻印が入りやすい
✔ 水に弱い
副業で小物を作るなら、まずここ。
コインケース、キーホルダー、シューホーンなどは
タンニンなめしが扱いやすい。
私も現在の主力はタンニンなめしです。
▶︎月30個作ったらいくら残る?レザー副業を本気で数字検証してみた
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② クロム鞣し革
化学薬品で鞣した革。
特徴は:
✔ 柔らかい
✔ 発色が良い
✔ 水に比較的強い
✔ 経年変化は少なめ
バッグや柔らかい小物向き。
刻印は入りにくい場合が多い。
手縫を基本とした副業では、
タンニンの方が扱いやすいと感じています。
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③ コンビ鞣し
タンニンとクロム両方の工程を経た革。
私の経験では、クロム寄りの質感が多い印象です。
刻印の入りやすさやコシを重視するなら、
しっかり商品説明を確認する必要があります。
■ 副業で重要なのは「再現性」
趣味ならロマン優先でいい。
でも副業は違う。
✔ 毎回同じ質感
✔ 毎回同じ厚み
✔ 安定供給
これが必要。
月30個を目指すなら、
革の安定性はかなり重要になります。
▶︎月30個作ったらいくら残る?レザー副業を本気で数字検証してみた
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■ 革の選び方:タンナーを知る
タンナーとは革を製造する会社のこと。
製法や地域によって特色があります。
国内タンナー
栃木レザー
→ 1社の会社名。品質安定。王道。
姫路レザー
→ 地域ブランド。複数タンナーの総称。
ショップごとの差が出やすい。
最近は瀬戸内レザーもよく耳にします。
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海外タンナー
私が最近気に入って使っているのは、
イタリアのバケッタ製法の革。
マルゴーやマヤショルダーなど、
独特の質感とエイジングが魅力。
コバも比較的きれいに仕上がりやすい。
一方で、
アメリカの老舗タンナー
ハーマンオーク社の革も好きです。
ただし高価。
完全に趣味寄りのポジション。
副業目線では、
価格と再現性のバランスを見るべきだと感じています。
■ 牛以外の革について
ここまで牛革の話でしたが、
他の革もあります。
豚革(ピッグ)
主に裏地用途。
ピッグスエードが一般的。
軽くてコスパ良好。
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馬革(ホース)
コードバンが有名。
非常に高級。
ホースバットは繊維密度が高く頑丈。
副業で扱うには価格帯とのバランスが重要。
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エキゾチックレザー
ワニ、ヘビ、トカゲ、ダチョウ、エイ、サメなど。
単価は上がり、
仕入れと在庫リスクも上がる。
副業初期には慎重に。
■ 私の失敗例
・思ったより柔らかくて型崩れ
・厚すぎて縫いづらい
・ブラウンがほぼキャメルだった
・床面が荒すぎた
半裁で購入し、
自宅で眠っている革もあります。
副業を意識してからは、
趣味の遊びのレザークラフトに時間を割きづらくなりました。
ただ、
ハギレとして販売する選択肢もある。
仕入れ失敗も、
販売経験に変えられる。
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■ よく使う革の例
イタリアンレザー(タンニン・バケッタ)
✔ 品質安定
✔ コバが決まりやすい
✔ 刻印が綺麗
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姫路レザー
✔ コスパ良い
✔ 入門向け
ショップ選びは慎重に。
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床革
✔ 安い
✔ 試作用
私は試作はほぼ床革。
本番前の確認用と割り切っています。
カットレザーを買う時は「ぱれっと」さんが多いです。カットレザーにも大小サイズがあり、定番革にはB級品もあり、初めて扱う種類の革はおすすめです。
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■ ネット購入で失敗率を下げる方法
✔ 厚みを具体的に問い合わせる
✔ 小ロット購入
✔ 同じショップで継続購入
✔ レビューを熟読
✔ 色味は明るめを選ぶ(暗くなる傾向あり)
革は“データ蓄積型”。
1回で正解は引けません。
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■ 副業目線の革選びの考え方
革選びは趣味性が強い分、
迷走しやすい。
でも副業なら、
🟨 再現できる革を選ぶ。
ロマンより安定。
エイジングより供給。
ただし、
失敗だと思った革も
型次第で生きる。
型を増やすことも、
副業をストレスなく続けるコツ。
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■ まとめ
革選びは、経験値。
最初は失敗します。
でも、
✔ 小さく試す
✔ データを取る
✔ 用途を明確にする
これを繰り返せば、
失敗率は確実に下がる。
私もまだ勉強中。
今後も使った革は随時追記していきます。
副業レザークラフトを始める方の参考になれば嬉しいです。