キャンプ場での醍醐味の一つといえば、やっぱり美味しいご飯ですよね。中でも、土鍋炊飯は、ふっくらとしたご飯を炊くことができ、キャンプの雰囲気を盛り上げてくれます。
子供が少し大きくなったので、キャンプに連れて行けるようになったのですが、いつも同じパターンだと家族の中では少し飽きを感じてたりも…。そこで今回は萬古焼の土鍋で炊き込みご飯を作りました。
ファミリーキャンプで土鍋炊飯をおすすめする理由
ファミリーキャンプで土鍋炊飯をする理由は、大きく分けて以下の2つです。
- 美味しいご飯を炊くことができる
- キャンプの雰囲気を盛り上げることができる
土鍋炊飯は、直火で炊くため、ご飯にしっかりと火が通り、ふっくらとした食感に仕上がります。また、土鍋の素材によって、独特の風味も楽しめます。
さらに、土鍋炊飯は、キャンプの雰囲気を盛り上げてくれます。炊き上がったときの香ばしい匂いなど、キャンプの思い出に残る瞬間を演出してくれるでしょう。いつもと違う調理器具を導入することで、飽きを感じてる家族がいても、新しいことにわくわくして満足してくれます。
土鍋炊飯の基本的な方法
土鍋炊飯の基本的な方法は、以下のとおりです。
- 土鍋を洗い、水気を拭き取る
- 米を研いで、水を入れる
- 蓋をして、強火にかける
- 沸騰したら、弱火にして15分炊く
- 火を止めて、10分蒸らす
上記は一般的な土鍋での炊飯の基本ですが、萬古焼での炊飯はさらに簡単に失敗しません。
萬古焼の炊飯で実際に美味しく炊いたポイントは?
本当に簡単に美味しく炊ける萬古焼での炊飯です。少し細かくポイントを解説します。
購入したらまずは目止め
購入したばかりの土鍋は、必ず目止めをして、しっかり洗ってから使用しましょう。
土鍋の目止めとは、土鍋の内側に薄く米のとぎ汁や水を塗り、乾燥させて固めることで、水漏れを防ぐための作業です。土鍋は、土の素材のため、目に見えないほどの小さな穴が空いています。そのため、目止めをしないと、炊飯時に水漏れや焦げ付きの原因になることがあります。
目止めは、土鍋を初めて使うときや、長期間使用していなかったときなどに行います。目止めの方法は、以下のとおりです。
- 土鍋をよく洗って、水気を拭き取る
- 土鍋の内側に薄く米のとぎ汁や水を塗る
- 蓋をして、直火で加熱する
- 水が沸騰したら、弱火にして15分ほど加熱する
- 火を止めて、土鍋を自然に冷ます
目止めは、土鍋の種類やメーカーによって、方法が異なる場合があります。そのため、目止めを行う前に、取扱説明書やメーカーのホームページなどで確認するようにしましょう。
目止めをすることで、土鍋の耐久性や炊飯の美味しさも向上します。ぜひ、土鍋を使用する前に、目止めをしてみてください。
目止めとは器の水漏れやヒビ割れ、におい移りを防ぐために行う処理のこと。うちでは余ったご飯を30分くらい煮て、一晩放置したよ。
米を水の分量をしっかり計る
米は、研ぎすぎるとでんぷんが流れ出て、ご飯がべちゃっとしやすくなります。
水は、米の量に対して、1.5~1.6倍程度入れましょう。
炊き込みご飯の場合は、米を研いで水の分量を測った後に、具を入れます。
米を研いでから30分以上は吸水させよう!
強火で沸騰させたら、火を消してOK
炊飯の準備が整ったら、強火で沸騰するまで加熱しましょう。蓋の穴から水蒸気が出てきたら沸騰したサインです。
沸騰したら、火を消して、蓋を開けないようにしましょう。10分から15分ほど蒸らしたら完成です。
蒸らすことで、ご飯の余分な水分が抜けて、ふっくらとした食感に仕上がります。
二重蓋の萬古焼炊飯では基本を無視して、沸騰したらすぐに火を止めるのがポイント!
子供連れのキャンプでは、ご飯を食べるタイミングも思い通りにいかないことがほとんど。その点、土鍋を使った炊飯では、土鍋特有の保温性があるので、少しタイミングがずれてもふっくら暖かいご飯が食べれます。
大きなポイントは2点だけ!
・水分量をちゃんと測って30分以上吸水
・強火で沸騰させたら火を止めて放置
土鍋炊飯の失敗例と対策
土鍋炊飯で失敗する原因は、大きく分けて以下の2つです。
- 火加減の調整がうまくいかない
- 水の量が適切でない
火加減の調整がうまくいかない場合は、とにかく強火で沸騰するまで触らないこと。また沸騰したら、蓋を開けないようにしましょう。また、水の量が適切でない場合は、1.5~1.6倍程度入れましょう。
うちではキャンプ出発前に、自宅で米を研いで計りでちゃんと測るようにしてるかな。
ファミリーキャンプで土鍋炊飯のコツ
ファミリーキャンプで土鍋炊飯をする際のコツは、以下のとおりです。
- 小さなお子様がいる場合は、火傷に注意する
うちの子はまだ2歳で絶賛イヤイヤ期です。何を言っても聞かないことがほとんどなので、危険回避のために焚き火ではなく、調理はカセットコンロで済ませています。
また火器を使う際は、片方の親が少し離れたところに連れて行って遊ぶようにしています。最近はハンモックにハマっているので、蚊帳を閉じて行動の制限したりもしてます。
- 炊けたご飯を蒸らしてる間に、他のおかずを調理する
火器を制限してるので、他のおかずが作りにくいですが、炊飯後の蒸らし時間でおかずを作っています。実際に土鍋の保温性が最適で効率的にキャンプを楽しめます。
ファミリーキャンプでの土鍋炊飯は、失敗してしまうと、せっかくの楽しい思い出が台無しになってしまいます。今回ご紹介した萬古焼土鍋での炊飯のコツを参考に、ぜひ失敗のない土鍋炊飯を楽しんでください。