レザークラフトを始めたばかりの頃、私は「とりあえず安い道具でいいだろう」と思っていました。
続くかどうかも分からない。
できるだけ初期費用は抑えたい。
そうして購入した激安の菱目打ち。
結果から言うと、完全に遠回りでした。
今回は、実際に折れてしまった菱目打ちの体験談と、今なら選ぶ本命工具について正直に書きます。
なぜ安物の菱目打ちを買ったのか

理由はシンプルです。
・価格が安かった
・レビュー評価がそこまで悪くなかった
・「まずは練習用」と思った
数千円する工具と、千円台の工具。
初心者からすると、差が分かりません。
「とりあえず刺さればいいだろう」
そう思っていました。
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実際に使ってみて分かった問題点
結論、甘く見ていました。
打ち込むと歪む
厚めの革に打ち込むと、刃がわずかにしなる感覚がありました。
真っ直ぐ入らず、縫い目がズレる。
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抜けにくい
穴あけ後、革から抜けにくい。
無理に引き抜くと革に余計な切れ目がはいる。
作品の強度・耐久性がかなり落ちます。
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そして、自分で加工
こう言った工具は自分である程度の加工が当たり前とは思っています。
金属ヤスリや研磨剤を使い自分好みのステッチができるように先端を整える。いわゆる職人さんがやってるのを真似して試行錯誤しました。
1日くらい費やし、それなりの形に整いましたが、そこで疑問。
レザークラフトしたいのに、なんで金属削ってるんだ…。
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そして、折れた
通常使用では問題なかったのですが、2mm厚の革を3枚(合計6mm)重ねて穴あけしたところ、根元からぐにゃっと曲がってしまいました。
無理な力をかけたわけではありません。
通常の打ち込み作業です。セットの菱目打ちだったので4本目がダメなら、6本目と試してみましたが、見事にこちらも曲がりました…涙。
素材となる金属がしょぼかったと諦めました…。

結果、穴がきれいに開かず、買い直し。
安く済ませたはずが、二度手間になりました。
安物でもいい人はいる?
正直に言うと、向いている人もいます。
・薄い革しか扱わない
・完全な練習用
・精度を求めない
ただ、作品として販売を考えるなら厳しい。
縫い目の美しさは、工具精度にかなり左右されます。
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今なら最初からこれを選ぶ
今なら、安すぎる価格帯は選びません。
選ぶ基準は3つです。
・刃の硬度がしっかりしている
・ピッチ精度が安定している
・一定の評価レビューがあり、実績のあるメーカー
価格は少し上がりますが、結果的にコスパは良い。
刺さりも抜けもいいし、革に空いた穴の具合も問題ないので、職人もどきの作業もいりませんでした。
最初から信頼できる菱目打ちを選んでいれば、余計な出費もストレスもありませんでした。
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遠回りしないために
初心者の頃は「できるだけ安く」が正義に見えます。
実際に激安品や100均工具で、代用できるものがあるのは確かです。
でも、レザークラフトは工具の精度が作品の質に直結します。
安物を買って後悔するより、
少しだけ背伸びした工具を選ぶ方が長く使える。
これから始める人には、同じ遠回りをしてほしくありません。
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まとめ
・安価な菱目打ちは金属の質にばらつきがある
・作業効率が悪い
・耐久性に不安がある
・結果的に買い直す可能性が高い
今なら、最初から本命工具を選びます。
無駄な出費を防ぎたい人は、工具選びを妥協しないことをおすすめします。