キャンプで必須ではないけど、あれば数倍楽しくなる「焚火台」
焚火台は炎を見るだけでも楽しめ癒され、薪を使った超火力での調理や炭火料理など、実際に使うといつのまにかキャンプのメインになることも。
今回は子供が少し成長しファミリーキャンプを始めたので、それに見合った焚火台を探しました。ネットや実店舗などいろいろ見て回りましたので、お勧めしようと思います。
焚火台のメリット
視覚で癒される
火のある暮らしは人間の営みの原点になっていて、焚火台でゆらゆら燃えている炎を見ると何だか懐かしい気持ちになります。焚き火は人の心を解きほぐし、普段の仕事やでぎすぎすした気持ちを溶かしてくれます。
焚き火をじっと見つめていると心が落ち着きます。集中とリラックスの両方が一度に得られるのは火の力がもたらす効果です。キャンプのムードを高める道具としてこれ以上のものはないと言えます。
焚き火調理や炭火料理ができる
焚き火を利用した大火力での調理は、自宅ではできないのでキャンプならではの料理に挑戦できます。アウトドアでの中華料理は本当に美味しいです。
また焚き火や熾火で調理すると、ほどよい薫香が付き、お肉や魚がガスで調理したもののより美味しく感じます。
ヤカンでお湯を沸かしとくだけで、気軽にホットコーヒーなどの暖かいドリンクが飲めます。
シンプルに暖かい
大きな薪が燃え上がってる時は、体の芯からに温まります。
焚火台のデメリット
片付けが大変
ガスコンロなどに比べると片付けの手間は数倍になります。
特に調理に焚火台を使うと、フライパンや鍋などの器具は煤だらけになり大変です。焚き火専用で使う調理器具を揃えましょう。
また衣類などにも匂いがつき、消臭の手間がかかります。普段使いしてる上着やバッグをキャンプに持ち込む場合には、煙の当たらないテントの中に入れるなど対策をしましょう。
調理をメインの楽しみとしてキャンプされるかたには、ガスコンロをおすすめします。特にコンビニやスーパーで手軽に買えるCB缶用のカセットガスコンロがお勧めです。
薪代がかかる、薪の入手が厳選される
他のガスやアルコールなどの燃料にくらべ、だいぶコストがかかります。
また薪は気軽にどこでも買えるわけではないです。キャンプ場で購入できない場合は、ホームセンターやアウトドアショップで事前に用意する必要があります。
炭を一緒に用意しておくと、調理しやすくコストも少し抑えられます。
焚火台を選ぶ際のポイント
何人くらいでどのように使うか?
ほとんどの焚火台は金属でできています。
ステンレスやチタンなど素材は様々ですが、ある程度の重量があります。小さいほど準備や撤収は楽ですが、人数に見合った大きさでないと不便だったりもします。
ソロキャンプ用チタン製焚火台だと片手に乗るほどの楽ちんサイズのものもありますが、さすがに数人でのファミリーキャンプでBBQや料理を楽しむには無理があります。
逆に大き過ぎる焚火台を使うと大きな迫力のある炎を楽しめますが、薪代がかさばり準備や設営・撤収が大変なことになります。
調理はガスでして焚火台は観賞用と割り切って使うなら、ソロキャンプ向けの焚火台を使うのもひとつの手です。
オプションパーツ
ここ数年のキャンプブームで各社いろいろな焚火台が作られてますが、特に便利なオプションパーツが増えた気がします。スノーピークやユニフレームといった老舗のメーカーでも、焚火台を調理に使いやすくするためのオプションパーツなど多数作られています。
オプションパーツを使い、かなり本格的なピザ窯にしたり、二次燃焼させて煙が出ないように焚き火を楽しんだりと様々です。もともとメーカーが設定されているオプションパーツは専用設計だけあって使いやすく収納性がよかったりします。
もともと持っていた他メーカーと道具と組み合わせて、自身が道具を使いやすくするのもキャンプの醍醐味のひとつですが、新たに焚火台を購入するならばオプションのありなしも考慮してみましょう。
品質・価格・素材・重量
当たり前のことですが、価格と品質は比例し、品質がそのまま耐久性にも繋がってくると思います。もちろん素材や加工方法でも品質の差が生まれてきます。
鉄製のものは錆びやすく手入れが大変ですが安価なものが多く、ステンレス製のものは頑丈でメンテも楽ですが重量もあり高価になりがちです。チタン製のものは非常に軽量ですが、高額になりがちです。
どのように使用するかシュチュエーションを意識して、予算にあった焚火台を探してみましょう。
第一印象!
ぱっと見た際に自分が好きかどうか!実際このポイントが一番と思います。
ぱっと見の第一印象がデザインなり素材感などが好きでないと、長く使う気にならないと思います。ただ安価なだけで購入したものの一回使っただけでそのままお蔵入りなんてことも。。
趣味の道具なので自分が気に入った焚火台を選びましょう!!
ファミリーキャンプでおすすめの焚火台
おすすめの焚火台を紹介します。今回はファミリーキャンプで調理でも活躍しそうな焚火台に絞っています。
スノーピーク焚火台
サイズ展開が4種類あり、シュチュエーションに合わせたサイズ選びができます。ファミリーキャンプでの使用ではMサイズかLサイズをお勧めします。
「焚火台を使う」という概念を浸透させたメーカーだけあって、オプションパーツもかなりの種類があります。
各サイズにコンプリートセットが用意されているので、初めて焚火台を購入されるかたにも評判がいいです。
ユニフレーム ファイヤーグリル
万能で頑丈で長持ちすると定評です。オプション品も多く、一般的なBBQ以外にも使いやすくカスタムできます。
あえて欠点を言うなら、耐久性があり使いやすいので、他に気になる焚火台があっても新たに購入する動機が起きない点かも。。
ユニフレーム 薪グリル
薪グリルは焚き火にしてもグリルにしても最高の商品です。調理をメインに考えてる人に特におすすめ!本体がそのまま風防と反射板を備えているので、寒い時期のキャンプには焚火台としての性能が優れています。3サイズの展開でしたが、一番大きい薪グリルラージは廃盤になって再販売され、また廃盤となり再々販売されたりと手に入りにくい状況です。
コールマン ファイヤーディスク
簡単に焚き火ができることに特化したオールインワンモデル。
オールステンレス製で安心。通気性抜群の焚火台。
3秒設営、簡単撤収可能な優れもの。
バーベキュー用の炭を入れ易い焼き網付。
TOKYO CRAFTS マクライト
わずか794gの軽量。グループでも、ソロでも使えるバックパックに収まるスリムな収納サイズ。コンパクトなのに30〜40cmの薪も組める大きな火床。ごとく位置を2段階で調節可能だから焚き火調理も自在。
タキビズム リアル ファイヤースタンド ジカビ
「JIKABI」は、その名のとおり「“直火”に可能な限り近い焚火を」というコンセプトで誕生した焚火台。
オープンかつ低いスタイルは、他の焚火台にはない「足元から全身で感じる火の暖かさ」を追求して設計されています。
中心の盤は、槙塚鉄工所の職人が一つひとつ手打ちで成形しており、まさに日本のものづくり、鉄職人の魂が込められた逸品。
ピコグリル
A4サイズに折り畳みできる軽量焚火台です。標準で付属する2本のスピット(串)は鍋を置いたり串焼きに便利。専用袋込みで450gと軽量なためバックパックに収納してハイキングでの持ち運びが可能で、ソロユースから2~3人までのグループでの使用に適しています。
お気に入りの焚火台で楽しい時間を過ごしましょう!
気になる焚火台はありましたか?今回紹介した焚火台は購入しやすく、ユーチューブ動画やSNSなどで情報が入りやすいものばかりにしました。他にも、デザインの凝ったガレージブランドやSNSでのみ個人的に制作販売してる方などもたくさんいますので、ぜひお気に入りの焚火台を手に入れてください。