レザークラフトを続けていると、「自分はまだ初心者なのか?」と考えることがあります。
うまく作れる日もあれば、仕上がりがいまいちな日もあります。
少しずつ成長している実感はありますが、まだまだ足りないと感じることも多いです。
今回は、レザークラフト初心者を抜けるタイミングについて、自分なりの基準を整理してみます。
まだ初心者だと感じる瞬間
まず、仕上がりが安定しません。
同じ工程で作っているつもりでも、コバの艶が違ったり、磨きが甘かったりします。
「今回はうまくいった」と思っても、次に同じレベルで仕上げられるとは限りません。
再現性が弱いと感じるときは、やはり初心者だと思います。
また、欲しい道具がまだまだ多いのも正直なところです。
ヘリ落としもワンランク上のものが気になりますし、
ヤスリも番手をもっと細かく揃えたい。
コバ磨き用の道具や処理剤も、他の選択肢を試してみたくなります。
道具選びに迷いがあるうちは、経験不足を感じます。
革選びに悩むことも多い
購入した革の特徴に振り回されることもあります。
思っていたよりもコシが強かったり、
逆に柔らかすぎて型崩れしやすかったり。
特にコバが全くキマらない革に当たった時は凹みます…。
同じ型紙でも、革が変わると仕上がりはまったく別物になります。
革の厚み、硬さ、繊維の締まり具合、表面仕上げ。
それぞれの特徴を理解しきれていないと感じる瞬間は、まだ初心者だと思わされます。
制作時間と作業工賃の壁
もうひとつ大きいのが、制作時間の問題です。
思っている以上に時間がかかります。
裁断、床処理、コバ処理、縫製、仕上げ。
一つひとつは小さな工程でも、積み重なるとかなりの作業量になります。
完成してから冷静に考えると、
この制作時間で作業工賃を計算すると製品として成立しにくいと感じることもあります。
販売を意識し始めると、
「趣味」と「商品」の違いがはっきり見えてきます。
ここで悩むのも、成長途中だからこそだと思っています。
それでも少し成長したと感じる瞬間
一方で、以前と変わった部分もあります。
失敗したときに、「なんとなくうまくいかなかった」で終わらなくなりました。
ヤスリの番手が合っていなかったのか。
乾燥時間が足りなかったのか。
革との相性が悪かったのか。などなど
原因を考え、次はどう改善するかを意識するようになりました。
工程を分けて考えられるようになったのは、大きな変化です。
自分なりの“脱初心者”の基準
完璧に作れることではないと思っています。
基準は「再現性」と「理解度」です。
なぜその道具を使うのか。
なぜその革を選ぶのか。
なぜその工程が必要なのか。
理由を説明できて、同じレベルで仕上げられること。
そこまでできるようになれば、初心者は抜けたと言えるのではないでしょうか。
今の立ち位置
正直に言えば、まだ途中段階です。
初心者と中級者のあいだ。
道具もまだ欲しい。
革にも振り回される。
制作時間と価格のバランスにも悩む。
それでも、工程を深く考えるようになった時点で、
最初の頃とは確実に違う場所にいると感じています。
レザークラフトは、作る量だけでなく、
考える量が増えたときに次の段階へ進むのかもしれません。
ながながと愚痴っぽくなりましたが、どなたかの考えと少しでも共有できる部分があればと。。
最後までご購読ありがとうございました。